【新規創業】スナックくるみ  畑 操子さん

代表者名
スナックくるみ 畑 操子 さん
住所
浦河町築地3丁目
1970年からご主人が営んでいた理容院を改修し、 妹さん・お孫さんとともに2018年新規創業。
創業当時の事を教えて下さい。

元々この場所は主人が理容室として営業していました。私はシャンプーやマッサージをお手伝いするような形でしたので、主人が亡くなった後、理容室を続ける事はできませんでした。
それで、主人の一周忌が終わって、妹と孫と一緒にスナックを始めようという事になったんです。私はお酒を作るのも初心者だったので、チャームを作ったり裏方で働くつもりでした。

接客は妹と孫にお任せしようと思っていたのです。でも、孫が結婚することになり、妹も体調を崩してしまって、今は1人で接客も頑張っています。
お酒の作り方もお客さんに教えて貰いながら覚えました。みなさん優しく助けてくださって有難いです。

なぜスナックという業種を始めてみようと思ったのですか?

妹がずっとスナックで働いていて色々と詳しかったというのが1つ。
それと、この辺は夜になると暗くて寂しいので、止り木みたいな感じで楽しんでくれる場所があると良いなという思いでスナックを始めました。
今は、漁師さんや牧場関係の方、あと浦河インにお泊りになっている方も来てくれています。

浦河でお店を始めてみていかがでしょうか?

理容室とは全く違う商売ですから、開店当初はお客さんが来てくれると舞い上がってしまっていました。でも、2年経ってだいぶ慣れてきましたね。基本的には生チャームを作ろうと決めているんです。魚のフライとか、煮物とか、お刺身を出す時もあります。だから、ご飯を食べに来てくれる常連さんもいるんです。電話をくれて「魚を煮といて欲しい」とリクエストされることもあります。実家に遊びに来ているみたいだって言ってくれます。そういったお客さんが少しずつでも増えているのは凄く嬉しいです。

うらかわ創業支援補助金の申請は難しかったですか?

事業計画は日高信用金庫さんと作っていたので、申請に必要な書類はある程度揃っていましたが、面談・プレゼンは緊張してしまって、何を話したか思い出せないくらいでした。日頃そんな場面ないですからね。
うらかわ創業支援補助金は店舗改修に活用しました。カラオケをするので、防音設備に気を使って改修しました。理容室だった時は普通の壁でしたから。

遅い時間まで大きな音を出して隣近所に迷惑になってしまっては困りますから、そこはしっかりと改修して貰いました。

創業後に困ったことはありましたか?

経理の部分ですね。理容室の時はすべて主人がやっていたので、私は経理について分からない事も多くて、浦河商工会議所の職員さんにサポートして貰っています。一時期お客さんが少なかった時期もあったのですが、そういった事も気軽に相談できました。職員さんにアドバイスを貰って、昼カラオケの営業も始めてみたり。
おかげで、昼の予約もあるんですよ。

今後創業を考えている方へアドバイスを頂けますか?

私はこのお店を開店するまで、帳簿も付けたことがありませんでした。主人が全部やっていたので、本当にお手伝いだけで。でも妹の後押しがあってこのお店を始める事になり、今では1人で色々なことが出来るまでになりました。働くことが毎日楽しくて。全くやったことが無いことでも一生懸命やっていればどうにかなります。楽しめるかどうかという事が大切なのかもしれないですね。

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