【新規創業】ラーメン 八雲 高木 幸治さん

代表者名
ラーメン 八雲  高木 幸治 さん
住所
北海道浦河郡浦河町堺町東2丁目9−23
札幌市「純連」にて修行。知識経験を活かし、生まれ育った町で美味しいラーメンを提供したいという思いから2016年新規創業。
創業されて4年経ちますが、創業当時の事を教えて下さい。

創業を考え始めた時は、札幌の「純連」という店で働いてい
ました。長く働いていたので仕事の引継ぎもありましたし、だ
いたい1年前には自分でお店を開きたいと退職の意思を伝え
ました。それから創業準備をし始めたのですが、まず何から手
を付ければ良いのか分かりませんでした。知人に聞いたり、イ
ンターネットで調べても明確な方法が出てこなくて、浦河商工
会議所に相談に伺いました。
職員さんにまずお金の借り方から色々とアドバイスを頂き、事
業計画書など必要書類の書き方も教えて頂きました。

創業準備は札幌で働きながら進めたのですか?

そうです。札幌で働きながら休みの日に浦河へ足を運んで
いました。商工会議所で事業計画を見てもらうのは、進めるう
えで凄く参考になりました。浦河でお店を開いたことがないの
ですから、札幌の基準で計画を立てても現実とは離れてしま
います。そういった点を浦河の事業に詳しい商工会議所の方
からアドバイスして頂き実現可能なラインで準備を進めていき
ました。

店舗の場所はどのように決められたのですか?

知人に相談しながら、元々飲食店だった空き店舗を見て回
りました。広さや家賃も自分にあっていたので今の場所に決
めたのですが、お客さんからは「どうして大きい通りに出さな
いの?」と言われます。確かに、目立つ場所にお店を構えれば
来客数も増えるとは思いますが、創業する段階では、まず始め
る事を大切にしたのです。小さい場所でもいいから自分に見
合ったやり方で実績を作ろうと考えていました。大きな店舗を
持つのは、それからでも良いですから。

浦河でお店を始めてみていかがでしょうか?

最初は浦河でお店を開こうと思っていませんでした。そろそ
ろ独立しようかなと思い始めた時に、妹から「浦河でやってみ
るのはどう?」と言われて。それで、改めて故郷を見てみると、
雪は少ないし夏は涼しいし良い町だなと思いました。景色もき
れいだし、若いころ見えなかった物が見えてきて、田舎でゆっ
くりと暮らすのも良いなと思えてきたんです。儲けよりも、恩返
しというか、地域貢献というか、故郷の人たちに美味しいラー
メンを提供したいという気持ちが強くなりました。
ご飯を食べない人はいないですし、一生懸命やればお客さん
が0という事はないだろうと。

最初に想定していた来客数と比較して現状はどうですか

計画の時よりも多くのお客さんに来て頂いています。ちょっ
と大変な日もあるくらいで有難いです。

創業する時に困ったことや良かったことはありましたか?

創業準備をしていて感じたのは、想像した以上に細々した
お金がかかるという事です。大きな設備の費用ではなく、小さ
な出費が重なって気づいたら驚くような金額になっているの
です。計画の時に、いくら紙の上で計算していても、実際に準
備を始めると必要なものが次々と出てくるんです。これは困っ
たというか、驚きました。そういった部分をカバーしてくれると
いう面でも、うらかわ創業支援補助金は大きな後押しになると
思います。

今後創業を考えている方へアドバイスを頂けますか?

思い立ったら吉日。それに向けて現実を見て1つ1つ準備し
ていくことが大切だと思います。夢ばかり見ていると、躓いた
時に立ち上がれない。やる気が本気かどうか計画を立ててい
くと見えてくると思います。二の足を踏んでいる人の方が本気
だと私は思います。

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